キャッシュレス決済を導入するとき、SquareとSTORES 決済のどちらを選べばよいか迷いませんか?

「手数料が安いのはどっち?」
「イベント出店だけでも使える?」
「端末代や入金まで含めると、結局どちらが得?」
決済手数料だけを見ると差は小さく見えます。
しかし、Squareは対応スマートフォンなら端末を買わずに始められ、STORES 決済は月額プランによって端末費用とカード手数料が変わります。入金のタイミングにも違いがあります。
この記事では、2026年9月29日時点の公式料金を基に、SquareとSTORES 決済を比較します。月のキャッシュレス売上30万円・70万円の例も使い、自分の店舗やイベント販売に合う方を判断できるようにします。
先に結論
- イベントや小規模販売で、初期費用を抑えて早く始めたい:Square
- 対応スマートフォンだけでカードのタッチ決済を受けたい:Square
- 常設店舗で幅広いQRコード決済をまとめて導入したい:STORES 決済
- 月のカード売上が多く、STORESのレジやネットショップも使いたい:STORES スタンダード
- 入金の早さと振込手数料の分かりやすさを優先したい:Square
SquareとSTORES 決済の違いを比較
まずは、導入判断に必要な項目をまとめます。
| 比較項目 | Square | STORES フリー | STORES スタンダード |
|---|---|---|---|
| 月額固定費 | 0円 | 0円 | 3,300円/店舗 |
| 主要カードの対面手数料 | 2.5% | 2.48% | Visa・Mastercard 1.98% その他主要カード 2.38% |
| 電子マネー・QR | 3.25%〜 | 3.24% | 3.24% |
| 最小の端末費用 | 対応スマホなら0円 リーダー4,980円 | 27,720円 | 1台無料貸出 |
| 通常の入金 | 翌営業日または週1回 | 手動または翌月20日 | 手動または翌月20日 |
| 通常の振込手数料 | 無料 | 自動は無料 手動10万円未満は200円 | 自動は無料 手動10万円未満は200円 |
- Squareは月額固定費がなく、主要6ブランドの対面カード決済は2.5%です。
- STORES 決済は、フリーなら月額0円・主要カード2.48%、スタンダードなら月額3,300円でVisa・Mastercardが1.98%、JCB・American Express・Diners Club・Discoverが2.38%になります。



最新条件は公式ページで確認してください。
※税込。年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の一般的な小規模事業者を想定しています。業種・決済方法・契約条件によって料率が異なる場合があります。
月のカード売上30万円・70万円で費用を計算
料率だけでは差が分かりにくいため、月の対面カード売上が30万円と70万円の場合で計算します。
ここでは、売上がすべてVisa・Mastercard、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満として試算します。
端末代は含めず、月額固定費と決済手数料だけを比較します。
| 月のカード売上 | Square | STORES フリー | STORES スタンダード |
|---|---|---|---|
| 30万円 | 7,500円 | 7,440円 | 9,240円 |
| 70万円 | 17,500円 | 17,360円 | 17,160円 |
- 月30万円では、月額料金のないSquareとSTORES フリーが低くなります。
- 月70万円ではSTORES スタンダードが最も低くなりますが、Squareとの差は月340円です。
- Visa・Mastercardだけで比べると、STORES フリーとスタンダードの手数料差は0.5%です。
- 月額3,300円を0.5%の差で回収する目安は、月のカード売上約66万円です。
約66万円は、Visa・Mastercardだけで計算した目安です。
JCBなどはスタンダードとの差が0.1%、電子マネーとQRコードは両プランとも3.24%です。実際の決済内訳によって損益分岐は高くなります。
一方、STORES スタンダードは27,720円の端末が1台無料貸出になります。
初年度は端末購入を避けられる効果もあるため、手数料だけでなく、何年間使うかと利用したいSTORESの機能を合わせて判断してください。
端末費用を抑えるならSquareが始めやすい
Squareは、最新OSを搭載した対応iPhoneや対応AndroidスマートフォンでTap to Payを使えば、追加のカードリーダーなしで始められます。
イベント出店や、キャッシュレス決済を少額から試したい場合は、対応スマートフォンだけで始められることがSquareの大きな利点です。
ただし、スマートフォンだけのTap to Payで受け付けられるのは、タッチ決済対応カードやApple Payなどに登録されたカードです。
交通系IC・iD・QUICPayを受け付けるにはSquare リーダーなどの対応端末が必要です。


幅広い決済方法と店舗機能ならSTORES 決済
STORES 決済は、主要6ブランドのカード、交通系IC・QUICPay・iD、国内主要QRコード20種以上、Alipay+、WeChat Payに対応しています。
フリープランでは決済端末2が27,720円です。
スタンダードプランでは1店舗1台まで無料貸出され、端末だけで決済できるスタンドアロンモードも使えます。
会計のたびに個人のスマートフォンを使いたくない常設店舗には向いています。
また、スタンダードにはSTORES レジ・ネットショップなどの有料機能も含まれます。
キャッシュレス決済だけで月額料金を回収できなくても、在庫管理やネット販売までまとめることで価値が出る店舗があります。


入金の早さはSquare、選択肢はSTORES
Squareの通常入金は自動で、振込手数料は無料です。
- 三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日
- その他の国内金融機関:毎週金曜日
- 即時入金:入金額の1.5%、最低振込額5,000円
STORES 決済は、手動入金と自動入金を選べます。
- 手動入金:振込依頼後1~2営業日。10万円未満は200円、10万円以上は無料
- 自動入金:月末締め・翌月20日。金額にかかわらず無料
売上を仕入れや出店費へ早く回したい場合は、Squareの自動入金が分かりやすいでしょう。
STORESは、月1回の自動入金でよければ無料、必要なときだけ早めたい場合は手動入金を選べます。
利用場面別|どちらを選ぶ?



どちらがいいいいかな?
ここでは、利用場面で選びやすいポイントを紹介します。
マルシェ・イベントへ時々出店する
Squareが選びやすいです。
月額固定費がなく、対応スマートフォンだけでもカードのタッチ決済を始められます。売上の入金も早いため、出店回数やキャッシュレス売上がまだ読めない段階に向いています。


カフェ・小売店などの常設店舗で使う
カード売上がまだ少なく、早い入金を重視するならSquareが扱いやすいです。
月のVisa・Mastercard売上が約66万円を超え、STORES レジやネットショップもまとめて使うなら、STORES スタンダードを検討する価値があります。
QRコード決済の種類を重視する
自店でよく使われるブランドを先に確認してください。STORES 決済は国内主要QRコード20種以上に対応しています。SquareはPayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ・WeChat Pay・Alipay+に対応しています。
種類が多い方を選ぶのではなく、実際のお客様が使うブランドが入っているかで判断します。
申し込む前に確認する4項目
- 月のキャッシュレス売上:総売上ではなく、カード・電子マネー・QRに分ける
- 必要な決済方法:カードだけか、交通系ICやQRまで必要か確認する
- 端末の使い方:手持ちスマホを使うか、専用端末を置くか決める
- 入金の希望:翌営業日・週1回・月1回のどこまで待てるか決める
この4項目を書き出してから、月額と手数料を計算してください。
料率が0.01%低いことより、端末を買い直す費用や、必要な決済を受け付けられない機会損失の方が大きい場合があります。
注意点|審査と対応端末を確認してから決める
- どちらも利用開始前に加盟店審査がある
- 決済方法ごとに審査完了日が異なる場合がある
- SquareのTap to Payは対応スマートフォンと最新OSが必要
- STORES スタンダードの無料端末は貸出であり、契約条件を確認する
- キャンペーン価格ではなく通常料金でも続けられるか計算する
申込みを急ぐ場合も、利用予定日の直前ではなく、審査・端末到着・操作確認の時間を取って準備してください。


まとめ|低コストで始めるならSquare、店舗全体をまとめるならSTORES
SquareとSTORES 決済は、決済手数料だけではほとんど差がつかない条件もあります。
選ぶときは、端末費用・入金・決済内訳・店舗機能まで確認してください。
- Squareは月額0円で、対応スマホなら端末購入なしで始められる
- Squareは通常入金の振込手数料が無料で、最短翌営業日
- STORES フリーは月額0円だが、決済端末は27,720円
- STORES スタンダードは月額3,300円で端末1台無料貸出
- Visa・Mastercard売上が多く、STORESの店舗機能も使うならスタンダードが候補
イベントや開業直後ならSquareから小さく始め、常設店舗で売上と必要機能が固まっているならSTORESも含めて総額で比較するのが現実的です。

