
「LINEで予約を受けると、空き時間の確認や返信が大変」
「予約ページを作りたいけれど、最初から月額料金はかけたくない」
このような場合は、Square 予約のフリープランを使うと、専用の予約ページを無料で用意できます。
お客様は空いている時間を見て自分で予約でき、予約内容はカレンダーへ反映されます。
メール・SMSの自動リマインダーや、予約時のオンライン決済も同じ仕組みで管理できます。
この記事では、1人で教室・相談・施術などを行う人が、予約ページを作って受付を始めるまでを順番に説明します。
無料で足りるケースと、有料プランが必要になる境目も確認できます。
結論|1店舗・1人で始めるなら無料プランで足りる
Square 予約のフリープランが向いているのは、次のようなケースです。
- 1店舗または1つの活動拠点で予約を受けたい
- 個人レッスン、相談、施術など時間枠のあるサービスを提供する
- お客様自身に空き時間を選んでもらいたい
- 予約前のリマインダーを自動で送りたい
- 月額料金をかけずに、まず運用を試したい
フリープランには、予約専用サイト、予約可能日時の設定、メール・SMSの自動リマインダー、顧客情報と予約履歴の管理が含まれます。



予約件数がまだ少なく、希望日時を受け付けてから手動で確定したい場合は、Googleフォームの方が簡単です。


複数店舗、Googleカレンダーとの同期、複数スタッフが関わる予約、無連絡キャンセル対策まで必要になったら、月額3,000円のプラスを検討しましょう。
Googleフォーム・LINE・Square予約の違い
どれも予約の連絡には使えますが、空き枠の管理方法が異なります。
| 方法 | お客様の操作 | 空き枠管理 | 向いている段階 |
|---|---|---|---|
| Googleフォーム | 希望日時を送信 | 手動で確認・確定 | 件数が少なく、相談しながら決めたい |
| 公式LINE | メッセージで相談 | 手動で確認・返信 | 常連客とのやり取りが中心 |
| Square 予約 | 空いている時間を選んで予約 | 予約カレンダーへ自動反映 | 定型メニューを継続的に受け付けたい |
Square 予約へ切り替える意味は、予約ページを持つことだけではありません。
空き時間の確認、予約確定、リマインダー、支払いを別々に管理する手間を減らせる点にあります。


無料プランでできることと有料へ変える目安
| 項目 | フリー | プラス | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 3,000円/店舗 | 8,000円/店舗 |
| 店舗数 | 1店舗 | 複数店舗 | 複数店舗 |
| 予約専用サイト | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| 自動リマインダー | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Googleカレンダー同期 | 対象外 | 利用可 | 利用可 |
| 複数スタッフ対象の予約 | 対象外 | 利用可 | 利用可 |
| 無連絡キャンセル対策 | 対象外 | 利用可 | 利用可 |
| 設備・部屋などのリソース管理 | 対象外 | 対象外 | 利用可 |
1人で始める段階なら、最初から有料プランを選ぶ必要はありません。
Googleカレンダーとの二重管理が負担になった、スタッフが増えた、無連絡キャンセルへの対策が必要になった、という時点でプラスへ変更する方が無駄がありません。



料金と機能は2026年10月12日時点のSquare予約の公式料金ページで確認しています。
予約ページを作る前に決めておくこと
画面を開いてから考え始めると設定が止まります。先に次の内容をメモしておきます。
- サービス名と説明
- 料金と所要時間
- 予約を受け付ける曜日・時間
- 予約締切と変更・キャンセルの期限
- 対面・オンラインなどの提供方法
- 予約時に前払いを求めるか、当日会計にするか
- お客様へ事前に伝える持ち物・注意事項
たとえば「個別相談」だけでは、お客様は違いを判断できません。
「初回60分」「継続30分」のように、内容・時間・料金が分かる単位へ分けます。
1.Squareアカウントと予約機能を準備する
Squareへ無料登録し、Square データから「予約」を開きます。
初期設定では、店舗情報、事業内容、予約を担当する人などを登録します。
支払いを受け付ける場合は、本人確認と振込先口座の登録も必要です。
予約ページだけ先に作れても、審査が完了するまで決済を開始できない場合があるため、公開直前ではなく早めに済ませます。
2.予約してもらうサービスを登録する
Square データの「商品とサービス」からサービスライブラリを開き、予約対象のメニューを作成します。
- サービス名を入力する
- 料金と所要時間を設定する
- 説明文へ対象者・内容・当日の流れを書く
- 予約を担当するスタッフまたは自分を割り当てる
- オンライン予約の対象として有効にする
操作項目は更新される場合があります。



現在の項目はSquare公式のサービスを作成・管理する手順で確認できます。
3.予約を受け付ける時間を設定する
営業時間をそのまま予約可能時間にせず、準備・片付け・移動・休憩も考えて設定します。
- サービスの前後に必要な準備時間
- 予約を受け付ける最短期限
- 何日先まで予約を開放するか
- 1日に対応できる件数
- 自分の予定として確保する時間
空いている時間をすべて公開すると、細切れの予約が入りやすくなります。
最初は「火・木の10時〜15時」など、受け付ける時間を絞った方が運用しやすくなります。
4.無料のオンライン予約サイトを作成する
Square 予約では、ホームページがなくてもシンプルな予約専用サイトを作成できます。
すでにホームページがある場合は、予約ボタンやリンクを追加できます。
- Square データで「予約」から「オンライン予約」を開く
- 予約サイトを作成する方法を選ぶ
- 表示するサービスと担当者を確認する
- 店舗情報、連絡先、注意事項を整える
- 公開前のプレビューでスマートフォン表示を確認する
Square以外で作ったサイトにもリンクや予約ボタンを設置できます。



詳しい選択肢はSquare公式のオンライン予約設定に案内されています。
5.支払いとキャンセル方法を決める
予約時の支払いは、サービス内容に合わせて選びます。
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 当日会計 | 対面でサービスを提供する | 無連絡キャンセル時に代金を回収しにくい |
| 全額前払い | オンライン相談、講座、固定料金のサービス | キャンセル・返金条件を事前に明記する |
| カード情報を保存 | 無連絡キャンセル対策が必要 | 対象プランと請求条件を確認する |
オンラインで前払いを受け付ける場合の決済手数料は3.6%、カード情報の手入力または保存済みカードを使う場合は3.75%です。
月額料金とは別に、決済が発生したときだけかかります。
無連絡キャンセル対策や細かなキャンセルポリシーは有料プランの対象です。


6.予約リンクを案内する場所を決める
予約ページは作っただけでは使われません。
お客様がサービスを検討する場所へリンクを置きます。
- ホームページのサービス紹介ページ
- Instagramのプロフィールリンク
- 公式LINEのリッチメニュー
- Googleビジネスプロフィール
- 店頭のQRコード
- 予約案内メールの署名
リンクの表示名は「予約」だけでなく、「個別相談を予約する」「空き時間を見る」のように、押した後にできることを具体的にします。
公開前に自分で1件予約して確認する
公開URLを案内する前に、お客様と同じスマートフォンからテスト予約を行います。
- サービス名・料金・所要時間が正しい
- 予約できない日時が表示されていない
- 予約完了メールが届く
- 自分の予約カレンダーへ反映される
- 変更・キャンセル方法が分かる
- 前払いを使う場合は金額と返金条件が正しい
テストでは、予約を入れるだけでなく変更・キャンセルまで行います。
自分には分かる画面でも、初めて使うお客様には案内不足ということがあります。
Square予約が向かないケース
次の場合は、Square 予約を使うより別の方法が簡単です。
- 予約ごとに内容・時間・料金が大きく変わる
- 申し込み前に必ず詳しい相談が必要
- 月に数件だけで、手動返信でも負担がない
- 空き枠を公開せず、候補日を個別に調整したい
この場合はGoogleフォームで希望を受け付けるか、Square 請求書で予約確定後に個別決済を案内する方が合います。
予約システムを入れること自体を目的にせず、現在の件数と受付方法で選びます。
まとめ|予約のやり取りが増えたら無料ページから始める
Square 予約を使うと、月額0円から予約専用サイトを作り、空き時間の公開、予約受付、自動リマインダー、予約履歴の管理をまとめられます。
- 1店舗・1人のシンプルな予約受付はフリープランから試す
- サービス名・料金・所要時間・受付時間を先に決める
- 前払いを使う場合はキャンセル・返金条件も明記する
- 公開前にスマートフォンで予約からキャンセルまでテストする
- 複数スタッフや無連絡キャンセル対策が必要になったら有料プランを検討する
LINEやメールで空き時間を何度も確認する作業が増えてきたら、予約専用ページへ切り替えるタイミングです。

