
「個別相談や受注制作の料金を、メールやLINEでカード決済してもらいたい」
「Squareの請求書とリンク決済は、どう使い分ければいい?」
と迷っていませんか。
Square 請求書を使うと、特定のお客様へ金額・支払期限・支払い方法を設定したデジタル請求書を送り、支払状況まで管理できます。対面用の決済端末やネットショップを用意しなくても始められます。
この記事では、Square 請求書を作成し、メールまたはLINEで送り、入金を確認するまでを作業順に説明します。
リンク決済との違い、料金、無料プランでできる範囲、使わない方がよいケースも確認できます。
結論|個別の金額・期限を管理するならSquare 請求書
Square 請求書が向いているのは、支払うお客様が決まっていて、案件ごとに金額・期限・明細を変えたい場合です。
- 個別相談や講座の参加費を事前に受け取りたい
- オーダー制作や業務委託の見積金額を請求したい
- 予約後のお客様へ個別に支払いを案内したい
- 支払済み・未払いを一覧で確認したい
- 支払期限前後のリマインダーを設定したい



同じ商品やイベント料金を複数の人へ広く案内するだけなら、Square リンク決済の方が手間は少なくなります。
Square 請求書とリンク決済の違い
どちらもオンラインでカード決済を受け付けられますが、使う相手と管理方法が異なります。
| 比較項目 | Square 請求書 | Square リンク決済 |
|---|---|---|
| 向いている相手 | 名前や連絡先が分かっている特定のお客様 | 同じ商品・サービスを申し込む複数の人 |
| 金額と内容 | お客様ごとに明細・金額・期限を設定 | 原則として作成した決済ページの内容を共通利用 |
| 送付方法 | メール、SMS、共有リンク | URLやQRコードをSNS・LINE・ホームページで共有 |
| 管理 | 送信・閲覧・支払い・未払いを請求書単位で管理 | 決済リンクごとの売上を確認 |
| 決済手数料 | 3.25% | 3.6% |
| 主な用途 | 個別相談、受注制作、請負業務、予約後の事前決済 | イベント参加費、固定料金の講座、商品販売 |
決済手数料は2026年10月6日時点のフリープランの通常オンライン決済です。
Square 請求書で保存済みカード情報やカード情報の手入力を使う決済は3.75%です。



最新条件はSquare公式「対応しているオンライン決済の手段一覧」で確認してください。


Square 請求書の料金|最初は無料プランでよい
Square 請求書には、フリーと請求書プラスがあります。
個人事業主が1件ずつ請求書を作成・送信する段階なら、まずはフリーで足ります。
| 項目 | フリー | 請求書プラス |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 3,000円 |
| 請求書・見積もり | 作成・送信数は無制限 | 作成・送信数は無制限 |
| 通常の決済手数料 | 3.25% | 3.25% |
| 主な追加機能 | 基本的な請求・送信・支払状況管理 | 見積もりの複数案、マイルストーン請求、テンプレート、カスタム項目など |
請求書プラスは、複数の支払い段階がある長期案件や、同じ請求書を繰り返し作る件数が増えてから検討すれば十分です。
登録直後から有料プランを契約する必要はありません。



料金と機能は変更される可能性があります。
作成前に用意するもの
請求書を作り始める前に、次の情報を揃えます。
途中で確認し直すより、先に決めた方が送信ミスを防げます。
- お客様の名前
- メールアドレス、携帯電話番号、またはLINEへ送るための連絡手段
- 商品・サービス名
- 請求金額、消費税、送料などの内訳
- 支払期限
- サービス提供日や納期
- キャンセル・返金条件
- Squareへ登録し認証済みの振込先銀行口座
Square 請求書は支払いを受け付ける仕組みです。
申込内容、提供範囲、キャンセル条件、日程調整などを自動で決めるものではありません。
請求前に、メール・LINE・申込フォームなどで条件を確認しておきます。



Square請求書の利用には、アカウント登録が必要です。登録は無料です。
1.Square データで請求書を開く
パソコンでSquare データへログインします。メニュー名はアカウントの表示によって異なる場合があります。
- 「注文と支払い」「請求書と支払い」または「支払い」を開く
- 「請求書」を選ぶ
- 概要ページの「請求書を送信」、または請求書ページの「請求書を作成」を選ぶ
この記事では、初めての人が確認しやすいパソコン版Square データを基準にします。



Square 請求書アプリやSquare POSレジアプリからも作成できますが、最初は大きな画面で内容を確認する方が安全です。
2.お客様と請求書の基本情報を入力する
新規または登録済みのお客様を請求先へ追加し、請求書の基本情報を設定します。
- お客様の名前とメールアドレスまたは携帯電話番号を登録する
- 1回限りの請求か、定期送信かを選ぶ
- 支払期限を設定する
- 必要に応じてサービス提供日を入力する
- お客様へ伝えるメッセージを入力する
単発の相談、講座、受注制作なら「1回限り」を選びます。
毎月同じ料金を請求する場合は定期送信を検討できますが、自動引き落としを利用する場合は、事前にお客様の同意を得てカード情報を保存する必要があります。
3.商品・サービス名と金額を入力する
請求する商品やサービスを単位品目として追加します。
既存の商品を選ぶほか、任意の金額や新しい商品・サービスを入力できます。
- 商品・サービス名を入力する
- 数量と単価を確認する
- 内容が分かりにくい場合はメモを加える
- 必要な税金、送料、サービス料、割引を設定する
- 画面上の請求合計が見積もりや案内金額と一致しているか確認する
「個別相談一式」のような曖昧な表記だけでなく、「オンライン個別相談60分」など、お客様が何の支払いか判断できる名称にします。
4.受け付ける支払い方法を選ぶ
支払いオプションでは、お客様が利用できる決済方法を選びます。
Square公式では、クレジットカード・デビットカード、Apple Pay、Google Pay、Squareギフトカードなどが案内されています。
通常の個別請求なら、カード・デビットカードとモバイルウォレットを選べば進められます。
一部支払いを自由に許可すると残額管理が増えるため、分割を受け付ける予定がない場合はオンにしません。
高額な受注制作で着手金を受け取りたい場合は、支払いスケジュールを使って一部入金を設定できます。
ただし、進捗に応じた複数のマイルストーン請求は有料プランの対象です。
5.メール・SMS・LINEから送付方法を選ぶ
Square 請求書では、メール、SMS、共有リンクを選べます。
LINEで送る場合は、共有リンクを作成してLINEのトークへ貼り付けます。
メールで送る場合
- 送付方法でメールを選ぶ
- メールアドレスを確認する
- 必要に応じて自動リマインダーを設定する
- 件名やメッセージを確認して送信する
Squareから請求書が直接届き、送信・閲覧・支払い状況を管理しやすい方法です。
支払期限のある請求ではメールが向いています。
SMSで送る場合
SMSで送信するには、お客様がSMSでの請求書受信を希望していることを確認し、有効な携帯電話番号を登録します。
Square公式では、SMSを選ぶと自動リマインダーと追加受取先を利用できないと案内されています。
LINEで送る場合
- 送付方法で共有リンクを選ぶ
- 作成された請求書URLをコピーする
- LINEで、請求内容と支払期限を短く説明する
- URLを貼り付けて送信する
共有リンクを選んだ場合、Squareから請求書や添付ファイルがメールで自動送信されるわけではありません。
誰の請求書か分かる個別URLを、SNS投稿など不特定多数が見る場所へ掲載しないでください。
6.プレビューしてから送信する
送信前にPDFまたは画面プレビューを開き、入力内容を最終確認します。
- お客様の名前と送付先が正しい
- 商品・サービス名と数量が正しい
- 税金・送料・割引を含む合計額が正しい
- 支払期限とサービス提供日が正しい
- メッセージとキャンセル条件に矛盾がない
- 選択した支払い方法が表示されている
初めて利用するときは、自分宛てに少額またはテスト用の請求書を作り、お客様側でどのように表示されるか確認してから本番運用へ進むと安全です。
テスト決済を実行した場合は通常の決済手数料が発生するため、金額と返金方法も確認してください。



現在の作成画面と送付方法は、Square公式「請求書を作成・送信する」で確認できます。
7.支払い状況と入金を確認する
請求書を送信した後は、Square データの請求書一覧で状況を確認します。
送信済み、支払い待ち、支払い済みなどを請求書単位で管理できます。
お客様の支払いが完了すると通知メールが届き、請求書は支払い済みとして管理されます。
請求書全体が支払われるまで、売上は売上レポートへ記録されません。一部入金を使った場合は、この点に注意してください。
売上金の通常振込では、振込手数料はSquare負担です。三井住友銀行・みずほ銀行は翌営業日、その他の金融機関は毎週水曜日締め・同じ週の金曜日振込が基本です。
土日祝日や銀行休業日は翌営業日になる場合があります。



最新の振込条件はSquare公式「振込スケジュール」で確認してください。
目的別|Square 請求書を使う例
オンライン個別相談
日程と料金が決まった後、お客様ごとに請求書を作り、支払期限を相談日の前に設定します。
入金確認後にオンライン会議URLを案内する流れにすると、申込みと支払いを区別できます。
講座・レッスン
少人数で参加者ごとの入金管理が必要なら請求書が向いています。
不特定多数へ同一料金で募集する場合は、リンク決済やサービス販売ページの方が作業を減らせます。
オーダー制作・受注業務
見積もり承諾後に、品目・金額・納期を反映した請求書を送ります。
着手金と残金を分ける場合は支払いスケジュールを使います。制作条件や著作権、修正回数などは請求書だけに頼らず、別途確認できる形にします。


Square 請求書が向かないケース
- 同じ料金を大勢へ案内する:リンク決済の方が毎回の請求書作成を省ける
- 複数商品を選んで購入してもらう:Square オンラインビジネスなどのネットショップが向く
- 予約枠を自動管理したい:請求書だけでは空き枠や日程変更を管理できない
- 対面でその場ですぐ支払ってもらう:スマホのタッチ決済や決済端末の方が早い
- 銀行振込だけで十分:カード決済手数料を払って導入する必要はない
「オンライン決済ができる」という理由だけで選ばず、誰へ・何件・どのタイミングで請求するかによって機能を使い分けます。




まとめ|特定のお客様への請求と入金管理に使う
Square 請求書は、個別相談、受注制作、請負業務など、特定のお客様へ金額と期限を指定して請求したい場合に向いています。
- 1件ずつ請求する段階は無料プランから始める
- Square データでお客様・明細・期限・支払い方法を設定する
- メールは自動送信とリマインダー、LINEは共有リンクを使う
- 送信前に金額・期限・送付先をプレビューする
- 支払い後は請求書一覧と振込予定を確認する
- 不特定多数へ同一料金を案内するならリンク決済を選ぶ
最初から有料プランへ変更せず、まず1件の請求書を自分宛てに作成し、送付画面と支払いまでの流れを確認してください。
実際の請求を始めるときは、お客様へ事前に支払い方法・期限・キャンセル条件を伝えてから送ります。

