
SNSがあれば、ホームページはいらない。
そう思っている個人事業主の方は、意外と多いかもしれません。
ですが、実際の問い合わせや仕事の場面では、「公式サイトはありますか?」と聞かれることも少なくありません。
とはいえ、最初からお金をかけるのは不安ですよね。
そこで選択肢になるのが、無料で使えるホームページ作成サービスです。
ただし、「無料なら何でもいい」で選ぶと、あとから後悔しやすいのも事実。
この記事では、個人事業主向けに無料ホームページの現実を整理したうえで、目的別に使い分けるべき3つの選択肢を紹介します。
名刺代わりでいいのか、管理をラクにしたいのか、それとも仕事につなげたいのか。
今のあなたに合う答えが、きっと見つかるはずです。
SNSだけでは伝わらない個人事業主の信用問題


SNSがあれば十分、と感じている個人事業主の方は多いと思います。
ただ、実際の問い合わせや仕事の場面では、それだけでは足りないケースも少なくありません。
①SNSは流れてしまう情報が多い
SNSは拡散力があり、気軽に発信できるのが強みです。
一方で、投稿はどんどん流れていき、あとから探すのが難しくなります。
また、プロフィール欄だけでは、事業内容や想いを十分に伝えきれません。
結果として、興味を持った人が判断材料を見つけられないことがあります。
SNSは入口として優秀ですが、受け皿がないと機会損失になりやすいです。
ここでホームページの役割が生きてきます。
②公式情報をまとめる場所が必要
ホームページは、あなたの事業の「公式情報」をまとめる場所。サービス内容、料金、実績、連絡先を一か所に整理できます。
これがあるだけで、相手の安心感は大きく変わります。
特に初めて取引する相手ほど、公式ページの有無をチェックします。
無料であっても、まとまった情報があると相手にも親切です。



SNSと役割を分けて考えるのがポイントです。
③無料でもホームページは持つ意味がある
「無料だと意味がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、何もない状態よりは確実にプラスになります。
最低限の情報が整理されているだけで、信頼度は上がります。
大切なのは、完璧を目指さず“まず持つ”こと。そこから必要に応じて育てていけば問題ありません。



特に開業直後や副業段階では、無料のホームページで十分なケースも多いです。
無料ホームページを選ぶ前に知っておくべき現実


無料でホームページが作れるサービスは増えています。
ただし、良い面だけを見て選ぶと後悔しやすいのも事実です。
①完全無料には必ず制限がある
無料プランには、独自ドメインが使えなかったり、機能が使えなかったり、何かしらの制限が設けられています。
これはビジネスモデル上、避けられません。
重要なのは、その制限が自分の目的に影響するかなので、事前に把握しておくことが大切です。
有料になりやすいポイント
- 独自ドメイン(自分のURLにしたい)
- 広告非表示(事業用として見栄えを整えたい)
- 予約・決済・高度なフォーム(導線を強化したい)
最初は無料でOK。必要になったところだけ有料にすれば、ムダな出費を抑えられます。
②広告表示は信用に影響する
無料サービスの多くは広告が表示されます。
場所や大きさによっては、かなり目立つこともあります。
事業用の場合、広告はマイナスに働くことがあるので注意が必要です。



特に上部に大きく表示される広告は要注意。広告の出方は必ず確認しておきましょう。
③長く使うほど不満が出やすい
最初は満足していても、時間が経つと情報が増えたり、少し手を加えたくなる場合があります。
そのときに融通が利かないとストレスになりがちです。
無料ツールは、長期運営に向かないものも多いです。
あとで作り直す手間を減らすためにも、最初から将来像をぼんやりでも考えておくと安心です。
無料ホームページは目的別に使い分けるのが正解


無料ホームページに「これが正解」というものはありません。
目的によって、向いているツールが変わります。
①短期運用と長期運用では選択肢が違う
数か月だけ使えればいいのか、何年も使うのかで選び方は変わります。
短期ならスピード重視でも問題ありません。
長期なら、管理のしやすさが重要になります。
ここを間違えると、後から作り直す羽目になり、大変な思いをすることも。
自分がどちらなのかを考えてみましょう。それだけで候補はかなり絞れます。
②デザイン重視か管理重視かで変わる
見た目を優先したい人もいれば、更新の楽さを重視したい人もいます。
どちらが正しいという話ではありませんが、両立できないケースが多いのが現実です。
「誰が更新するか」を基準に考えると失敗しにくいです。
自分で更新するなら、シンプルな方が楽。無理をしない方が続きます。
③仕事につなげたいかどうかが分かれ目
名刺代わりなのか、仕事につなげたいのか。この違いはとても大きいです。
仕事につなげたいなら、導線設計が重要になります。
問い合わせや予約、決済まで考えると、選択肢は限られます。
なんとなく選ぶと、ここで行き詰まるので、最初に決めておくと後悔しません。
無料ホームページ厳選3つ|個人事業主はこの使い分けでOK
| 目的 | おすすめ | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 名刺代わり・仮置き | Canva | 最短で作れる/広告が出にくい | 長期運営・更新で崩れやすい |
| 管理をラクにしたい | Jimdo | 構造がシンプル/崩れにくい | 無料は広告あり(フッター) |
| 仕事につなげたい | Square | 予約・決済など導線が作れる | 独自ドメイン等は有料になりやすい |
| 目的 | おすすめ | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 名刺代わり・仮置き | Canva | ・最短で作れる ・広告が出にくい | 長期運営・更新で崩れやすい |
| 管理をラクにしたい | Jimdo | ・構造がシンプル ・崩れにくい | 無料は広告あり(フッター) |
| 仕事につなげたい | Square | 予約・決済など導線が作れる | 独自ドメイン等は有料になりやすい |
無料ホームページはたくさんありますが、正直すべてを比較する必要はありません。



「無料で作れるか」より、無料で運営できるかで選ぶと失敗しにくいです。
- とにかく早く形にしたい → Canva
- 崩れにくく管理をラクにしたい → Jimdo
- 仕事につなげたい(予約・決済) → Square
それぞれ「向いている人」と「注意点」がはっきり分かれます。
順番に見ていきましょう。
① 名刺代わり・仮置きなら【Canva】


SNSのプロフィールに載せるURLが欲しい。
とにかく早くホームページを用意したい。
そんな場合は、Canvaが一番手軽です。
Canvaが向いている人
- 開業したばかりでまず形だけ欲しい
- SNSの補助として公式ページを置きたい
- 1ページ完結で問題ない
Canvaの強み
Canvaは操作が直感的で、デザインも整っています。
専門知識がなくても、短時間で公開が可能。無料でも広告が出ない点も安心です。
「名刺代わりの仮置き」用途では非常に優秀です。
Canvaの注意点
Canvaはデザイン重視の構造のため、長く運営する前提だと扱いづらい点もあります。
後から文章を足したり、構成をいじったりすると、意外とレイアウトが崩れがち。そのため、更新が増えるほど「調整の手間」が出てきます。
ここは初心者ほど知らずにハマりやすいポイント。
まずは自分で作ってみて、うまくいかない場合は制作依頼という選択肢もありです。
② 管理が楽で崩れにくいのは【Jimdo】


デザインよりも「安定して置いておきたい」人向けなのがJimdoです。
派手さはありませんが、個人事業主との相性は悪くありません。
Jimdoが向いている人
- 更新頻度はそこまで高くない
- 久しぶりに触っても壊れない方がいい
- 将来的に有料へ移行する可能性がある
Jimdoの強み
Jimdoは構造がシンプルで、レイアウトが崩れにくいです。
文章中心のサイトと相性が良く、管理のストレスが少なめ。
「たまに更新」でも成立しやすいのが特徴です。
Jimdoの注意点
無料プランでは広告が表示されます。
ただしフッター部分のみで、上部に大きく出るタイプではないため、事業用としても比較的許容しやすい表示です。
必要になったら有料プランへスムーズに移行できます。
③ 仕事につなげたいなら【Squareオンラインビジネス】


「ホームページを作る」よりも「仕事を増やしたい」が目的なら、Squareオンラインビジネスが最有力です。
無料でも、事業導線を意識した構成が作れます。
Squareオンラインビジネスが向いている人
- サロン・教室・店舗など予約が必要
- サービス販売や決済を組み込みたい
- 最初から事業用として使いたい
Squareオンラインビジネスの強み
Squareオンラインビジネスは、無料でシンプルなホームページを作れるサービス。
ネットショップのイメージが強いかもしれませんが、ホームページとして利用することもできます。
SSLやホスティングも含まれており、安心して公開できます。
決済・予約・フォームと連携できるのが大きな特徴。無料でも「仕事につながる形」を作りやすいです。
Squareの注意点
独自ドメインや一部機能は有料になります。
ただし、必要になった段階で検討すればOK。最初からすべてを完璧にする必要はないです。



Squareオンラインビジネスでホームページを作る方法は以下の記事でまとめています。


業種別に見る無料ホームページのおすすめ


ここまで3つを紹介しましたが、「で、私の業種はどれ?」が一番気になりますよね。
迷ったら、まずは下の当てはめでOKです。
- 店舗・教室・サロン → Square
- 制作・フリーランス → Jimdo(将来はWordPressも視野)
- 発信・講師・コーチ → Canva(仮置き)→ WordPress
①店舗型ビジネスに向いている選択肢
飲食、サロン、教室など「予約」や「支払い」が絡む業種はSquareが強いです。
理由はシンプルで、ホームページが“案内”で終わらず“導線”になるから。
来店・予約までの流れを1本にまとめやすいのがメリットです。
逆に、予約がないのに多機能を選ぶと運用が面倒になります。
店舗型は「便利さ=継続」に直結しやすいので、ここは欲張って正解。
迷ったらSquareから触るのが早いです。
②フリーランスや制作業に向いている選択肢
実績・プロフィール・サービス内容を“整えて見せる”のが大事な業種ですね。
この場合、更新頻度が低めでも成立しやすいのでJimdoが合います。
壊れにくく、久々に触っても崩れにくいのが地味に強いところ。
「最初からブログもSEOも本気で…」だとWordPress寄りになります。
ただ、開業初期は情報をまとめるだけで十分なことも多いので、段階的に考えるとラクになります。
③講師業や発信型ビジネスに向いている選択肢
発信型は、最初はSNSで十分回ることも多いです。ただ、申し込み先やプロフィールを“固定”しておける場所があると強い。
ここでCanvaの仮置きが効きます。
反応を見ながら整えていけるので、最初の一歩が軽いです。
発信が増えて「記事を積み上げたい」となったらWordPressが視野に入ります。
無料ホームページでは限界を感じやすいタイミング
無料は便利ですが、ずっと無料で走り切るのは正直むずかしい場面もあります。
ただ、限界のサインを知っておけば、慌てずに済みます。
- 情報量が増えて整理できなくなった
- 集客やSEOを意識し始めた
- 自分の資産として育てたくなった
①情報量が増えてきたとき
サービスが増えたり、実績が増えたりすると、ページも増えます。
すると「どこに何を書いたっけ?」になりがち。
整理のしづらさ=限界のサイン。この段階で一度、構成を見直すとスッキリします。
無料ツールのままでも整理できるならOK。整理が無理なら、次のステップを検討しましょう。
②集客やSEOを意識し始めたとき
「検索からお客さんを増やしたい。」
そう思い始めると、細かい調整が必要。
無料ツールだと、やれることに限界が出やすいです。
「集客を伸ばしたい」が出てきたら転機と思ってOK。
このタイミングでWordPressへ移行する人も多いです。
③自分の資産として育てたくなったとき
無料サービスは便利な反面、サービス側の仕様変更に左右されます。
長く続けるほど「自分の資産として持ちたい」気持ちが出てきます。
資産化したくなったらWordPress検討の合図。移行を検討しましょう。
将来を見据えるならWordPressという選択肢


無料サービスは「まず形を作る」という面ではとても便利です。
ただ、以下のような場合は、やはり WordPressが圧倒的に有利 です。
- 検索からの流入を増やしたい
- 自分の資産としてサイトを育てたい
- いつかはアフィリエイトをしたいと考えている
WordPressは、個人でも扱いやすく、コストを抑えて専門的なサイトを持てる仕組みです。
- 無料ホームページは「借りている土地に家を建てる」
- WordPressは初期費用がかかるとはいえ、「自分の土地に家を建てる」
初期費用は年間1〜2万円程度。
その投資で「自分の媒体」が手に入るのは大きなメリットです。長く続けるほど価値が出ます。



WordPress 始め方は以下の記事でまとめています。


まとめ|迷ったらこの選び方でOK
個人事業主の無料ホームページは、「どれが一番いいか」より目的で使い分ける方が失敗しにくいです。
- 名刺代わり・仮置きならCanva(ただし長期運営・頻繁な更新は注意)
- 管理をラクにしたいならJimdo(崩れにくく、放置運営しやすい)
- 仕事につなげたいならSquare(予約・決済の導線を作りやすい)
最初は無料で始めて、必要になったところだけ有料にするのが現実的です。
今すぐできる一歩はこちら▼
「もっと育てたい」「検索から集客したい」と感じたら、WordPressを検討すればOKです。



